(この記事は、noteに書いたものを再掲しています)
私がライターという仕事を始めてから、7年が経とうとしています。
ここ数ヶ月でいろいろなことが当たり前ではなくなって。
当たり前にできていたことすら、今はガマンしなくてはならないときで。
でも、生きていくためにはお金を稼がなくてはならなくて。
これからどうすれば良いのだろう?と思っている人も少なくないと思います。
ちょっと書きたくなったので、私のライター経験談という感じでエッセイのようなものを。
(以前書いていたのですが、消してしまったので)
何回になるかわからないけど、書いていこうかな。
結論から言うと、お金のために低単価のライター仕事をやるくらいなら、まずはできる限りお金を使わないように、節約してみるのがいいと思います。
あくまでも経験からの、個人的な結論です。
在宅でできるからといってラクじゃないし、すぐにたくさん稼げるわけでもありません。
稼ごうと焦って飛びついてもいいことはない
今また在宅ワークが注目されていて、クラウドソーシングのサイトなんかを見ると、ライターの募集も増えているなぁと感じます。
ただ。
初心者歓迎というのが山のようにある。
いわば選び放題なのかもしれないけど・・・私は応募するときは本当に良く考えてからにした方がいいと思っています。
とにかく何か、少しでも収入源を・・・だから低単価でもなんでもやる!と思う気持ちもわかります。
でも、なんの経験もない人が突然飛び込んで稼げるような世界じゃないなって・・・7年経って思うのが事実です。
もちろん、”経験を積む”という意味ではメリットもあります。
焦って適当に仕事を選んでも、おそらく精神的に追い込まれるだけです。
なにせ私自身がそうでしたから。
ライターになったきっかけ
私が7年前にライターを始めたのは、下の子供が幼稚園に入ったとき。
「自分一人の時間がやっとできる、ならば働こう」と思ったからです。
私のプロフィールにも書いていますが、子供には発達障害があります。
そのこともあり、「子育てに影響しない働き方で」という夫からの条件付きでした。
夫は私に専業主婦でいてほしかったんだと思います。
でもそれが辛かったし、やっぱり金銭的な余裕がほしかった。
家事や子育てだけじゃない、”ほかの何か”に没頭したかったのかもしれません。
ただ、2人の子育て、子供の障害のことや送り迎え、デイサービスへの付き添いなどを考えると、毎日時間を作れたとしてもほんの数時間。
”パートに出て、外で働く”というのが現実的ではありませんでした。
私はどちらかというとインドア派なので、以前から在宅ワークには興味があって。
調べていくうちに、クラウドソーシングにたどりつきました。
今でこそ主流になっているけど、クラウドソーシングは当時まだ出始めのころ。
そこでライターという職業に出会います。
もともと日記ブログを書いたりしていて文章を書くことが好きだったこともあり、「これなら自宅でできるからやってみよう」と思ったのが、ライターになったきっかけです。
とりあえずライターを始めてしまい、苦労する
右も左もわからぬまま、とにかく少しでも稼ごうと思って始めたライター。いちばん最初にやったのは、”プレスリリースの記事をリライトする”という仕事でした。
書くこと自体は好きだった私ですが、ライターとしての知識はないに等しく、まず「リライトって何?」というところから始まります。
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※リライトは、簡単に言うと文章を書き直すことです。
始めてのライター仕事は”コピペにならないように表現を変えたりして書き換える”ということをしていました。
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今まで自分の言葉でしか書いたことがなかった私は、まず「誰かが書いた文章を読んで、意味や伝えたいことを変えずに表現を変える」ということが難しくて。
1記事書き上げるのにかなり時間がかかりました。
1文字0.2円という、今思えば低単価な仕事でしたが・・・慣れるまでに1記事数時間かかってしまうことも。
先にも書いていますが、子育てや家事に影響する働き方ができなかったため、1日で仕事をできる時間は数時間。
そのため最初は1日1記事がやっとでした。
ということは・・・1記事平均2,000文字としても400円。
1日に400円しか稼げていないという日がしばらく続きました。
でも、それでも「とにかく何かやらなくちゃ。少しでもお金を稼がなくちゃ」と。
ほんの少ししか稼げなかったけど、働く喜びみたいなものを感じていました。
キュレーションサイトでバズりを経験する
リライトの仕事は私以外にもたくさんのライターがいました。
”好きな時間に、好きなだけできる”という名目でしたが、自分の都合の良い時間に書こうと思っても、
そのときにはほかのライターさんがすでに書いていて”新規の仕事がない”という状態も多々あって。
「好きな時間に好きなだけ」というのは常に仕事があるわけではなく、早い者勝ちだということも知りました。
だから安定して稼げるわけじゃなくて。
もちろん、安定してお仕事を委託してくれるところもたくさんありますが、特にクラウドソーシングで多くの人数を募集しているところは、こういう形態も少なくないんじゃないかなって思います。
(これはあくまでも経験談です)
少しでも稼ぎたいと思っていた私は、別のライター仕事を探し始めます。
そのときに見つけたのが、とある大手キュレーションサイトのライター。
そこは”与えられたテーマのほか、自分の書きたい内容で記事を書いてもOK”というところで、PV数によって報酬が変わるという仕組みでした。
〜
いくつか書くと、とある記事で1日1万PVというバズりを経験しました。
そのときはなんだかうれしかったものです。
「いやぁ、どのくらいの報酬がこれでもらえるんだろう?」と思っていたら、たったの100円。
確認しなかった私も悪いですが、SNSからの流入が多ければ多いほど、報酬がアップする仕組みで・・・当時SNSを一切やっていなかった私はそれが皆無でした。
ここで挫折します。
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