【発達障害児の子育て経験談】「できること」から伸ばして自己肯定感を高める




今は色んなところから育児に関する知識を得ることができます。
あふれる情報に一喜一憂する親御さんも、きっと多いのではないでしょうか。

どの情報を参考にしたらいいのかわからなくなることもあると思います。
私も、出産してからしばらくは育児書やママ雑誌を読みあさっていました。

そして「うちの子は違う、うちの子は成長が遅い?」と悩んでしまう日々もありました。
今も悩まないわけではありません。
どうしても他の子と比べてしまうときもあります。

親だからゆえ、当然なのだと思います。

 

発達障害の息子はできないことだらけ。周りと比べて落ち込むことも多かった

私の息子は、発達障害があります。
知的障害についてはグレーと言われる部分です。
発達障害にもいろいろな症状がありますが、自閉スペクトラム症(ASD)や感覚過敏
そして現在学校へ行けていません・・・いわゆる不登校です。

子供が不登校になりかけている今、思うこと。学校はいつから我慢する場所になったのか

2017.11.20

子供の将来を悲観することも多々ありました。
特に障害の診断を受けたときは、なんとなくわかってはいたものの、受け止めきれない自分がいたことをよく覚えています。

子供が発達障害と診断されるまで①息子の誕生エピソード

2015.06.25

現在9歳の息子は、同年代の子供に比べて「できないこと」がたくさんあります。
例えば今は不登校ではありますが、注意力がなく信号を一人で渡ることできない、不安症状が大きいというところから、一人で学校へ行くことができません。

ほかには、
・1人で寝ることができない
・1人でお風呂に入れない(きちんと洗えない)
・トイレの大を自分で拭けない
・お箸を満足に使えない
など・・・。

特に生活面においてできないことが、本当に山のようにあります。
これらは息子の特性である体幹の弱さゆえの不器用さや、不安症状の大きさなどが関係しています。

「自立」するにはまだまだ程遠いです。
「こんなこともまだできないの?甘やかしてるんじゃないの?」と周りから言われることもあります。

でも子供というのは十人十色です。
成長がゆっくりな子もいれば、目覚ましい成長をする子もいて。
成長期がそれぞれ微妙に違うように、子供の成長というのはそれぞれ違います。

だから「子供の成長を見守る」ということは本当に大切だと思います。
でも親としてはどうしても「見守る」よりも「急かしてしまう」。

「〇歳だからこれができて当たり前だよ」
「もう〇歳なんだから、これは一人でやるんだよ」
「〇歳は」
「〇歳は・・・」

どうしても、年齢と言うくくりで見てしまいます。
当然のようにできることでも、できない子もいて。

私の息子は、できないことが多いです。
「なんでできないの?どうして?」と思う日もたくさんありました。
「こんなに教えているのに、なんで?」と。

 

「何歳だからできるようにしなくちゃ」は、お互いにとって負担

子供を型にはめようとしていたことに気づいたのは、息子が年長になるころでした。
そのころはまだオムツでした。

全然オムツが外れる気配もなく、でも「親のイライラは子供に影響する」とわかってから「どんと構えていよう」と思えるようになって。
気にしないようにしていました。

すると年長に上がる目前、急にトイレが成功するようになり。
あっという間にオムツが外れました。
その間、ほんの1週間くらいでした。

オムツが外れてからしばらくして、息子は言っていました。
「だって、おれ年長になるから。お兄ちゃんになるから。」と。
子供の中で何か心境の変化があって。それが刺激となって、急激な成長をとげたのでしょう。

「子供の成長を見守る」というのはこういうことだったのか、と。
「〇歳だからオムツを外そう」ではなくて。

どうしても平均や目安を見て判断してしまいがちだけど、子供にはそれぞれ成長する時期、できるようになる時期があるんだと。
その時まで気長に見守るということも大事なんだなぁと、信頼し合うってこういうことかと気づけました。

どうしても、できないことばかりが目に付いてしまうかもしれない。
でも、そうではなくて「できること」に目を向ける。
そうすると「あれ?できるようになったの?」と、気付かぬうちにできるようになっていたり。

1人で着替えることだって、ボタンを留めることだって、いつになったらできるんだろうと思っていたけど、知らず知らずのうちにできていました。
自分でご飯を食べることだって、いつの間にか・・・特に麺類はずっと自ら食べなくて、食べさせていたのに。
今では「お箸で食べる」と言って練習しています。

だから今息子が同じ年代と比べてできないことがたくさんあっても、「いつかできるようになるさ」と思うようにしています。

少しずつでも、できることは増えています。
あんなに偏食だった息子が、野菜をひとかけらだけ食べるようになったり。
自分で体を洗うようになったり。

昨日はできなかったのに今日できるようになったことが、本当に細かい部分ですが一つずつ増えてきて。
毎日成長を感じます。

 

「いつかできるさ」でお互いに気楽に過ごせる

何が言いたいかというと。
「今できなくても、いつかできるようになる」と思った方が、お互いに苦しい思いをせずに済むし、信頼し合えるのではないでしょうか。
できないことばかりを指摘されると、大人でも自己肯定感が低くなります。

こう思うのは難しいかもしれない。でも。
成長を促すことも必要かもしれないけど、子供の力を信じて見守ることも同じくらい必要なのではないかなと、息子を育てながら思っています。

「親だからこうでなければ」ではなくて、親も子供と一緒に成長していくものなのかな?と・・・。
お気楽な考えかもしれませんが、そう思うだけで心が軽くなるような気がします。

本当に成長がゆっくりだけど、その分子育てに多く関われるのかな・・・子供はいつか離れていくから、それまで楽しめればと、ようやく思えるようになりました。

それでも悩むときもあるだろうし、比べてしまうときもあると思います。
ネガティブだっていいんです。
毎日ポジティブではいられない、人間だもの。

同じように悩んだり、同じように喜んだり。
共感できるときもあれば、できないときもあって。
それでいいと思います。
私もそんなふうに毎日を過ごしています。



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