発達障害の息子が支援学級に在籍する理由~学校見学に行こう

※2016年の記事をリライトしています。

多くの学校では新学期が始まっていますね。
新学期に入ると、来春入学する子供とお母さんが見学に来ることが多くなってきます。
私もそのころはすごく悩んだのを覚えています。

周りからは「普通学級に入れろ、支援学級じゃ伸びないよ」と言われ続けていましたが。
我が家は支援学級を選びました。

普通学級に行かせたいという気持ちが無かったと言えばウソになりますが。
でも、発達障害のある息子には支援学級が合っている。
そう思っての決断でした。

 

決断するうえで大切なのは「どちらが子供に合うか」

支援学級を見学したあと親御さんに印象を聞くと、「やっぱり普通学級に入れようかな」という答えが返ってくると、昨年度の先生が言っていました。

親としてその気持ちがわからなくはありません。
どうしても、心のどこかで「普通であってほしい」と思ってしまうから。

障害はない方が良いに決まってます。
でも大事なのは「子供の特性にはどちらが合うか」なのであって。

私の息子の場合は、コミュニケーションに課題があること、
視覚優位で耳からは入りにくいこと、集団行動が苦手なこと、不安症状が大きいなど。

色々、本当に色々考えて支援学級に決めました。
あとは知的に遅れがあるかは微妙なところだったから。

この決断をしたあとも、私は周りの人たちに言われました。
「支援学級では子供の伸びが遅くなる。見た目は普通なのだから普通学級で大丈夫」と。

確かに、支援学級は普通学級よりも勉強の進み具合も遅いかもしれません。
支援学級にはその子にあったペースで学習できるというメリットもあると思います。

でも息子の場合は集団の中では集中しにくく、また集団そのものが苦痛なのです。
見た目の問題ではないのです。

それなのに普通学級に入れてしまったとしたら、やがて学校そのものが辛くなってしまっていた。
勉強について行けず、支援も受けられず。

そこまでしてみんなと同じであってほしいとは思いませんでした。

子供が伸び伸びと、のんびりと。学校が楽しいと思えるようであってほしい。
そう思ったので、私は支援学級を選びました。

 

我が家の場合は支援学級を選択して良かった

結果的に、環境としては正解だったと思っています。
ただ、これは娘のころから思っていることですが、伸びるかどうかは先生の力量に左右されるというか。

子供にとって良い先生にめぐりあえるかどうかで、かなり違ってくると感じています。

親がどんなに努力してもどうしようもない部分なのかなと、最近モヤモヤしている部分ではありますが。
このへんについては、こちらの記事を読んでいただければわかると思います。

給食の完食を強要することは正しいのか。感覚過敏とHSCを知ってほしい

2017.08.25

大まかな環境は選択できても、残念ながら先生によっては適切な支援や配慮が得られないこともあります。

そして息子が支援学級に入ってから、「なぜ普通学級だからみんな同じでなければならないんだろう、一人一人違うはずなのに。」と私は感じるようになりました。

勉強が得意な子もいれば苦手な子もいるように、学級の中で児童が30人いれば全員同じなわけがありません。
それなのに、学校はみんな一斉に同じ環境、同じやり方で学ばせています。

ここがおかしいのではないかな、と。

息子は一定の教科は普通学級でも学んでいます(交流学級と言います)。
そこで普通学級の子供によく言われるのは、「息子くん、ずるい」ということです。

色んな配慮があって初めて周りの子と同じく学べるのに、だからこそ支援学級に在籍しているのに、その配慮が「ずるい」と言われてしまいます。
パッと見はほかの子と変わらないという部分がそう思わせてしまうのかもしれません。

でも、息子のことを「ずるい」と思っている子供たちもまた、本当は配慮が必要なんです。きっと。
それが普通学級だからというだけで、何の配慮も受けられない。
そういうことが、今の教育現場ではずっと当たり前で差別化されてしまっている。

本当は普通とか支援とか学級に関係なく、子供それぞれに合った教育でなければならない

でも今のままでは永遠に変わることはないと思います。
私はそこを変えたい、だから本当に微力だけどこうしてブログを書いています。

このままでは学校は子供にとって我慢する、辛さを学ぶ場所になってしまいます。
集団生活で学ぶことは、楽しく学べることに意義があると思っています。
でも、どんどん辛くなっていく。

だから不登校の子供が増えています。
不登校の大半は親の責任とかそういうことではなくて、学校や学校での学習環境そのものが辛くなってそうさせてしまっている。

私はそう思っています。
教育そのものが変わらなければならない。
でも、なかなかそこに行きつかない。

まとめ~学校見学へ行くなら複数回

じゃあ普通学級でも支援学級でも変わらないんじゃないか。
そう思った方もいるかもしれません。

残念ながら、どちらの学級でも先生がとても重要になってきます。
ただしこれは、あくまでも私の経験談です。
私自身がそう感じているだけかもしれません。

でも、息子の場合は支援学級を選んで良かったと思っています。
もしどちらに入れようか悩んでいるお母さんがいたら、よく考えてあげてほしいです。

そして出来れば、1度ではなく何度か見学へ行くのをおすすめします。
1度だけで決めてしまうのは、ちょっとリスキーかなと思います。

親の気持ちや世間体だけで決めてしまっては、子供が辛い思いをするだけです。
本来ならばどの学級に入ろうが、その子に合った教育が望ましいけれど。

これが今の教育の現状なんだと、私は感じています。
もちろん、しっかりとした教育環境ができている学校もたくさんあるとは思います。

だから決して支援学級を勧めているわけではありません。
子供によってその選択に合う・合わないがあるということです。

適切な支援かはさておき、息子は支援学級で周りに助けてもらいながら、なんとか学校生活を送っています。
通うのは子供であり、親ではありません。

もし悩んでいるお母さんがいたら、子供にあった選択をぜひしてあげてください。
これから決断をしなければならない親御さんの参考になれば幸いです。

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