「当たり前」と「普通」からはずれる勇気

※去年の冬に書いた過去記事を少しリライトしています。

 

世間は受験シーズン真っただ中ですね。
娘は年齢的には受験生の歳ではありますが・・・
受験の無い、通信制高校へ進学することが決まりました。

合格通知はまだですが、筆記試験も面接もありません。
受験勉強がいらないので、周りの子たちとは違った冬休みを過ごしました。

我が家が住んでいるところでは、公立高校を1校、
私立高校を2校まで受験することができます。

こちらの地域の一般的な子供は、公立が本命、私立が滑り止めのような感覚。
これは私たち親世代が受験のときでも同じでした。

娘のように受験勉強のいらない、いわば「誰でも入れる」ような高校を選ぶことは、
学校はもちろん、周囲の子供たちや大人、そして世間的に見ても少数派です。

あえて通信制高校を選ぶ子供なんてほぼいないに等しいでしょう。

 

この決断をしたとき、いや今でも周囲から言われるのは、
「公立一応受けて、落ちたら通信制行けば?」とか、
「○ランクもあるのに通信制行くなんてもったいないね」
ということ。

 

娘は決して賢くはありませんが、公立で受けられる高校はたくさんありました。

でも普通の高校で、当たり前のように勉強して、
当たり前の進路を選択するという考えはありませんでした。

なぜなら娘は、強く叶えたいと思う夢があるからです。
夢を叶えたいのならば、なぜ回り道してから目指さなくてはならないのか。

もちろん周りの子と同じように、普通の高校に行って得られるものもあるかもしれない。
ただ、娘がそれを望んでいなかったこと。

将来の希望がはっきりとあるのなら、早いうちから目指したいということ、
そのための勉強に重きを置いて高校生活を送りたい、と。

そういう考えから、出席日数や時間にあまりとらわれない通信制高校を選んだわけです。


 

 

私は娘の将来の希望がはっきりするまで、通信制高校について誤解していました。

今、通信制高校に偏見を持っている人たちと同じように。
どこか通信制高校が公立にも私立にも行けない子たちの最終手段
のように思っていたところがありました。

 

でも自分なりに色々調べているうちに、必ずしもそうじゃない、ということがわかって。
娘のように、あえて選んでいる人もたくさんいるんだってこと。

通信制は最終手段じゃなくて、選択肢の一つなんだってことに気づかされました。

 

通信制に行く子は、世間からはバカにされたり、頭が悪いと思われがちです。

無理もありません。知る機会も無いだろうし、知ろうという気にならなければ、知ることもないのですから。

でも、知らないくせに偏った見方をするのは間違っているし、悔しい。
だから知ってほしい。

 

「当たり前」の道をたどるのが「当たり前」で、その「当たり前」に何の疑問も持たない。

「普通」の進路を「普通」に進んでいくことが「普通」で、
その「普通」に何の疑問も持たない。

今の世の中はそれが一般的。
「当たり前」の道を「普通」に進んで行くのならば、なぜそれが子供にとって良いとされるのか。
ということを考えている親御さんはどのくらいいるだろうか。

 

「普通」が良い。
これは息子のように発達障害を持つ子供が小学校へ進学するときにもやってきます。

「普通学級」か「支援学級」か。
もちろん、どちらが最善かどうかはその子の特性などによって違ってくるけれど。

「普通」学級に入れたいと思う親御さんの気持ちも分からなくはないけれど。

本当は支援学級の方が合っているのに、世間体を気にして無理に「普通」学級に入れることは子供のためにはならなくて。

 

子供のためにと思って行動しているようで、実は自分のためだったりすることがある。
自分の都合やプライド、世間体を気にしてしまうことで、
子供の成長を阻害してしまうこともある。

私だってそんなときがある。
あの時は自分本位だったな、とか周りを気にしすぎてしまったな、とか。
反省することはたくさんある。

 

でもただ一つ言えるのは、「当たり前」や「普通」が必ずしも良い選択ではないということ。

そこから外れることは勇気のいることかもしれないけど、
その勇気が子供にとって良い方向へ向くのなら、
勇気を振り絞って道から外れてみるのも良いのではないかな?と思っています。

その道が、光へとつながっていることを信じて。

 

周りに何を言われようと、何を口出しされようと、言わせておけばいい。
我が家は子供たちが二人とも、色んな意味で「当たり前」と「普通」から外れているので、
私は周りがとやかく言おうと気にしないようにしています。
マイノリティで結構。

 

私の考え方は間違っているかもしれないけど、これが我が家の生きる道。
自分が大人になるまでたくさん後悔してきたぶん、
子供たちには後悔する人生は送ってほしくないから・・・。

 

ABOUTこの記事をかいた人

Webライター兼ブロガー。 上京して頑張る娘と発達障害の息子を育てるアラフォー。 学校が辛い子供たちのために、通信制の小中学校を作るのが夢です。学校教育や社会の「当たり前」にモノ申す。たまに趣味のことも書いています。