トラウマからくるあがり症なのか。それとも場面緘黙症?

場面緘黙症というのを知っていますか?
恥ずかしながら、私は最近まで全く知らずに生きてきました。

書き方によっては誤解されてしまうかもしれないので、詳しく書かれているサイトを貼っておきます。
場面緘黙症ーWikipedia 

かんもくネット 場面緘黙とは 

私は人前で話すことがとても苦手で、とても苦痛です。

ずっとずっとトラウマが原因のあがり症だと思っていました。
これを人に話したことはありません。

今まで家族や友達にすら言えずにいた、私の話です。
細かいところまでは覚えていない部分もありますが・・・。

 

ずっとあがり症だと思っていた。声を出せなくなるきっかけ

 

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幼稚園のころまでは、人前で何をしようにも抵抗はありませんでした。
発表会の劇であろうが、誰かの前で発表しようが。

ところがある日突然、とても苦手で苦痛なことに変わってしまいました。

 

小学1年生のある日。
どういう経緯でそうなったかは覚えていませんが、
私は父に「教科書を読んでみろ」と言われました。

そんなことより遊びたかった私は、早く終わらせようと思って適当に読んでいました。
すると、それを見抜いた父が突然怒り出し、「もう一回最初から」と怒鳴りつけてきました。

特に父からはあまり怒られたことがなかったため、怒鳴られたときすでに怖い気持ちになってしまい。
私は怯えながら、一生懸命に教科書を読みました。

 

適当に済ませようとしたことが父の逆鱗に触れたのでしょう。
父の怒りは読み終えても治まらず・・・反省させる意味で私を押し入れへ閉じ込めました。

小さな私には、それはとてつもない恐怖でした。
父が怒ったこと。閉じ込められたこと。

それ以来私は、まず人前で教科書を読むということが苦手になってしまいました。


 

人前で教科書を読むという場面は、ほぼ学校で訪れる場面ですが・・・
そのうち教科書を読むだけじゃなく、発表することも苦痛になってきました。

とにかく狭い範囲で注目される、視線を感じながら話す場面が徐々にスムーズにいかなくなりました。

教科書を読もうとしても、発表しようとしても、緊張して声が震えるのです。
その症状をごまかそうと、必死に笑ってごまかしたり。

でも、周りには「なんで声が震えるの?」と言われたりして。
自分でもどうにかしたいと思っていました。

 

ただ、その症状が出ずにうまくいくときも少なからずあって。
例えば学習発表会の劇でのセリフとか、歌を歌う時とか。

なぜだか特定の場面では難なくできてしまうこともありました。
そんな感じで症状が出るとき出ないときを繰り返しながら、
周りにはごまかしながら中学校卒業まで過ごしていました。

 

高校生のときに訪れた、最大の症状

 

高校生になってあまり人前に出る場面も少なくなったからか、何事もなく過ごしていました。

コンビニや短期の販売スタッフをしたりと、アルバイトも始めました。
緊張してしまう場面と言えば、入学したときの自己紹介くらいで。

ところがまた、人前に出る重大な場面がありました。
部活のイベントで、大勢の前で長々話すという大役。

リハーサルではうまくできたことが、本番では場面が進むにつれ声を出すのが難しくなり・・・
結局具合が悪いということにして、その場はほかの子にお願いしてしまいました。

「人前で話すのがイヤだから仮病を使ったんだろう」
周りにはそう思われていたでしょう。
保健の先生は「ほんとに具合悪いの?」って聞いてきましたから・・・。

 

自分でも何が起きたのかわかりませんでした。
急に声が出せなくなって。変な声でしかしゃべれなくなって。
やっぱり人前で話すことは苦手なんだなぁと、当時は思っていました。

それから、バイトの時でもたまに声が出せなくなってしまうことがあり。
なんとかだましだまし続けていましたが、就職試験を機にやめました。

 

人前で話すのが苦手な私が臨んだ就職試験。
そこではなぜか症状は出ませんでした。

むしろハキハキと、自分でもびっくりするくらいに。
おかげで内定をもらえました。

 

就職してからは、あまり症状がでることもなく。
電話応対も問題なく・・・事務仕事だったのでプレゼンなどの機会もなく。

また普通の日々を送っていました。
そして、結婚。

 

場面緘黙症を知らずに生きてきた私。知ってからそうだったのかと気づく

 

結婚してからも人前で話すという機会はあまりありませんでした。
次に訪れたのは、娘が小学校に入ってから。
私はPTAの役員を任されてしまいました。

役員をするということは、人前で話す機会が増えるということ。
そう思っただけで、役員はとても重荷でした・・・。

いざ、会議や集まりで話す機会があると、ムリすることで顔が引きつっていたり、声が震えたり。
周りのお母さん方はさぞかし「変な人」だと思っただろうなぁ。

 

こんな感じで、私は人前で話すということが苦手で苦痛です。
ずっとずっと、昔のトラウマが原因であがり症になったのだと思っていました。

場面緘黙症かどうかは診断を受けていないからわかりませんが、ネットなどで見て、
今まで生きてきた中で苦しんでいたことがピッタリと当てはまるような気がして。

 

大人になってからというか、結構最近のことなのですが、
初対面の人と話すときにも症状が出ることがあります。

あとは電話するときにうまく声がだせなかったり。
症状を隠そう隠そうとするから、うまく笑えなくなったりもします。

 

自分の子供も場面緘黙症なのかもしれないと感じる理由

 

もしかしたら違うのかもしれないけど、息子にも同じような症状があります。
人前に出る場面では、パニックになったりわざとふざけてしまったりします。

発達障害だからという症状じゃなかったのかも、と思う場面も多々ありました。

 

私の症状は、場面緘黙症で苦しんでいる人からしたら軽いものなのかもしれません。
もしかしたら場面緘黙症じゃなくてあがり症なだけかもしれません。
でも、世の中には色んな症状や悩みを抱えて生きている人がたくさんいます。

それをすべて理解して、というのは難しいのかもしれないけれど、
「そんな症状もあるんだね」と知っているだけでも、知ってもらうだけでも、いつか少しずつ、何かが変わっていくかもしれない。

心や体の色んな悩みを抱えて生きている人たちが、少しでも暮らしていきやすい社会にしたい。


ずっと抱えてきた悩み。

克服するのは簡単ではないけれど、いつか克服したい・・・。
できるのかな??
こんな人もいるんだってふうに思っていただければ幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

Webライター兼ブロガー。 上京して頑張る娘と発達障害の息子を育てるアラフォー。 学校が辛い子供たちのために、通信制の小中学校を作るのが夢です。学校教育や社会の「当たり前」にモノ申す。たまに趣味のことも書いています。

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