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北海道胆振東部地震のキロク②停電が解消した喜びとこれからの不安

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スーパーは長蛇の列。日常では見たことのない光景が広がっていた。

並んでいる人はみんな不安そう。時間が経つにつれてどんどんその列は長くなる。

1時間ほど並んだ。

 

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北海道胆振東部地震のキロク①地震の発生から避難まで
北海道胆振東部地震を経験した筆者の書く、発生から数日間の記録です。こちらは第1回。

 




買い物ができた喜びとスーパーの人への感謝

カップ麺やバナナ、飲み物など割と日持ちしそうなもの、非常時に役立つカセットボンベや電池などを販売してくれていた。

私の順番になったころには、1番欲しかった電池は売り切れ。

とりあえずカップ麺とバナナ、カセットボンベを買えた。

店員さんは電卓で計算し、会計していた。

みんな余裕がない。私もなかった。

それなのに店員さんは一生懸命対応して…あの店員さんたちが頑張ってくれたからこそ、食料を買えたんだと思うと、申し訳なさと感謝でいっぱいだった。

電気が復旧する喜び

カセットコンロでお湯をわかして、みんなでカップラーメンを食べた。

朝からバタバタして何も食べてなかったこともあるけど、いつも以上においしかった。

幸いなのは、みんな明るかったこと。

「いやぁ、なんかキャンプみたいだね!」と冗談まじりで言ってみたり。

子供たちは途中で充電がなくなるのを覚悟でゲームをしていた。

これでいくらか気を紛らわすことができたし、何よりある程度車で充電できるというのが安心材料だった。

 

停電は長引くのかな…。

どうなるかわからなかったから、とりあえず自宅にある残りの食料も運ぼうということになって、車を出してもらった。

重くて持って来られなかったお米や水を自宅から持ってきた。

 

自宅から戻るとき、セイコーマートが開いているのが見えて。

電池がないか見たけどやっぱりなかった。

食べ物はほとんどすっからかんだった。

 

姉の家に戻り、携帯も繋がらなくなってきて、いつまで続くのかという不安がまたよぎっていた。

もうすぐ暗くなろうかというころ、電気がついた。

自宅の方は丸1日以上つかなかったらしいから、本当に運が良かったんだと思う。

 

明かりがある喜び。

普段当たり前のように電気を使っていることが、こんなにありがたいことだったなんて。

みんなで喜んだ。安心した。

テレビでやっと現実を見る

停電が復旧して、すぐテレビをつけた。

テレビを見てやっと、大変な地震だったんだという実感がわいた。

北海道全戸が停電するなんて、考えてもみなかった。

北海道で震度7の地震が起きるなんて。

だれもがそう思っただろうな。

夜になって、道路を挟んで向かいは電気がまったくついていない。周りでついている場所もバラバラ。

街灯や信号はついておらず、外を見るとほとんど暗闇で…星がすごくキレイに見えた。

きっとこんなことがなかったら夜空なんてじっくり見なかっただろうな。
その日はみんなで居間に集まって寝た。

 

また揺れるんじゃないかと思うと眠れなかった。

息子は地震が起きてから一睡もしていなかった…不安だったのだろう。誰よりも寝ようとしなかった。

でも、ぎゅっとすると安心したのかすぐに寝た。

食べ物が買えなくなる不安

翌日。

学校はもちろん休校になった。

周辺も少しずつ電気が復旧したようで、信号がつくようになっていた。

電気がつく=スーパーが開いている

と思って行ってみたら、また長蛇の列だった。

 

並んで店内に入ると、異様な光景が目に入ってきた。

陳列棚には何もない。野菜が少し。

肉や魚、乳製品、冷凍食品はもちろん、カップ麺や缶詰も…何もなかった。

その中で必要なものを買ってきた。

 

自宅の地域も停電が解消されたと聞き、自宅の片づけに行くことにした。

戻ってブレーカーを上げると、電気がついた。

ほっとした。

冷蔵庫の中のものは結局ダメになってしまって…冷凍庫のものは溶けていた。

古い冷蔵庫だからかな。1回だけ開けたからかな。

壊れたものを片づけた。

一番悲しかったのは、息子が作ったお皿が割れてしまっていたこと…倒れても大丈夫な場所に置いていたつもりだったけど、割れてしまった。

直せそうだから直して、しまっておこう。

 

避難先の姉の家に戻り、みんなで夜ご飯を食べた。

仕事で食料を買えなかった身内も来て、とてもにぎやかな食事になった。

 

夜寝るまでは心も落ち着いているのに、夜布団に入ると途端に不安になる。

それは数日経った今も変わらない。

 

③へつづく

北海道胆振東部地震のキロク③突然日常に戻っていく不思議な感覚
北海道胆振東部地震を経験した筆者が書く、発生から数日の記録です。こちらは第3回。

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