発達障害の子供が通信制高校を選択するのは「あり」。ASDの子供を育てながら思うこと。

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私の娘は通信制高校へ在籍しています。

娘の進路を通信制高校へと考えているときから、思っていること。

それは「発達障害を持つ子供にも、通信制高校という選択はありなのではないか」ということです。

<例>札幌市内の支援教育の現状

支援教育の一例として、札幌市の状況をご紹介します。
札幌市は、全国的に見ても大都市です。

市の支援教育も少しずつ変わってきています。
でも年齢が上がるにつれ、支援の幅が狭いというのが現状のようです。

よく言いますよね。
「支援教育は中学校、高校と学年が上がるほど遅れている」と。
本当にそうだと思います。

こんな大都市でも、特に支援学級に在籍している子の選択肢はとても狭い。

これから小学校に上がるお子さんをお持ちなら、秋ごろに通常学級か支援学級か決断しなければなりませんが、本当に良く考えなければならない部分だと思います。


あくまで札幌市の現状ですが、中学校で支援学級へ入った場合は全日制の公立高校を受験するの現状では難しいそうです。

要は、高等支援学校を受験することになります。
私立の全日制高校で受け入れてくれることもあるようですが、まだまだ少ないのが現状です。

息子が支援学級へ入ってからこのことを知り、将来を悲観しました。高校は支援学校へ行くしかないのかと。その先の進路はもう決まっていると・・・。

現時点では中学校で支援学級なら高校は特別支援学校へというのがほとんど。
ただ、高校でも支援教育をという動きが出ているのでこの先は変わっていくかもしれません。

※高校でも障害のある子や学習に困難がある子供に対して通級指導が徐々に取り入れられるようです。
詳しくはこちら →文部科学省HP|高等学校における通級による指導

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高卒と通信制高校に対する偏見をなくして、子供の選択肢を広げる。

2017年8月4日

札幌市内は高等支援学校も現状では足りていない

そしてその高等支援学校ですら、とても狭き門。
市内には市立の高等支援学校が5つあります。

(参考資料:市立特別支援学校一覧)

うち1校は数年ほど前に開校されたばかり。
ちなみに道立の特別支援学校もありますが、体に障害のある子供と重度の知的障害のある子供がメインです。

今まで郊外の学校しかなかった支援学校が、市街地にもできた。
そのため市街地の支援学校を希望する人が増えています。

万が一不合格だった場合は、二次募集で受験することになります。
ここ最近では、札幌市内在住の受験者はだいたい札幌の学校には入れているようですが、入れなかった子供たちはどこへ行くのか。

市外の特別支援学校を選択するしかありません。

ですから障害を持つ子供の将来の選択肢は、現状としてほぼ決められたようなもの。
特別支援学校へ行って、卒業後は障害者雇用や作業所などに就職する。
選択肢が必然的に少なくなってしまうのです。

私立の通信制高校という選択は「あり」なのか

おかしいですよね、障害があるというだけで進路が決められてしまうなんて。
私も息子が小学校へ入学するまでは、そんな先のことまで考えられませんでした。

そしてその現状を知ったとき、「教育って何だろう」と愕然としてしまいました。
ちょうど娘が高校受験で志望校を決めるころだったので、私は改めて息子の将来についても考えていました。

通信制高校について色々調べているうちに、「こんなに多様な通信制高校があるのなら、息子のような子でも入れるのではないか」と思いました。

これは息子に限ったことではなくて、学校へ通うのが辛い子たちにとっても一つの選択肢となり得るのではないかな?と。

もちろん、障害のある子を受け入れてくれるかどうかというのもあります。
でも現状の決められた道筋しかないことが、子供にとって本当にいい選択なのかという疑問があって。

何か得意なこと、興味のあることを活かせる方向へ導いてあげたいな、と思っています。まだ思っている段階なのですが。

行き先が色々ある標識の写真

子供は「好きなこと」を続ける。親は応援する。将来の選択肢を増やすために必要なこと

2017年9月11日

通信制高校を選択するうえで越えなければならない壁

まずはどの高校が受け入れてくれるかというのが第一ではあります。
また、通信制高校と一口に言っても、「全く通学しない」というのは現状では認められていません。

少なくとも年5日ほどのスクーリングと言われる通学をしなければなりません。

私の息子にとっては、ここがちょっとネックになります。
コミュニケーション、集団行動が苦手で感覚過敏の症状もある。
たった5日かもしれないけど、そこが最大の苦痛になるかもしれません。

また、通信制高校とはいえ勉強することは普通の高校と同じです。
単位をとるためにも最低限の勉強をする必要があります。

だから勉強を理解できるか、というところも考えなければなりません。

我が家の場合は知的障害かどうか微妙なところなので、学習面も難しい可能性もあって。
だから今のところ、息子にとっては特別支援学校が妥当なんだろうなぁと思っています。

障害のある子供の進路が将来的に多様化すると信じたい

将来的に長い目で見れば、通信制高校はもっと多様化して、息子のように発達障害を持つ子でも入りやすい高校が増えていると思います。
いや、そうなっていると信じたいです。

特別支援学校しかないのか・・・と諦めないで色々な選択肢を考えた方が良いのかな、と今は思っています。

子供のための支援学級なのに、入ることで進路が決められてしまうというリスクがあるなんておかしい。
きっとそれで、支援学級が子供に合っているのに無理に普通学級に入れてる親御さんだっている。

でもそれは子供のためにはなりません。
子供が苦しいのはもちろん、親御さんも心苦しく思っているはずです。

それがわかるからこそ。
この現状を変えるには、どうしたら良いのかと考えています。

※高校以降の進路についてはお住まいの自治体によっても異なります。あくまで一意見として読んでいただければ幸いです。


★通信制高校はたくさんありますが、発達障害の子供の受け入れ状況は学校によって異なります。

学校の特色や受け入れ状況などを把握する必要があるので、説明会やオープンキャンパスへは必ず行きましょう。

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